タワマン2階建てローン

 高所得層ではない層が高額なタワマンを購入するのに、2階建ローンというのが用意されているそうだ(9月11日日経)。元本の一部(1階)の返済を最終期日まで猶予して、最終期日に一括して返済する。したがって最終期日までは元利金の返済額(2階)は少なくて済む、というものだ。

 プロの不動産投資事業者向けには以前からある手法で、「バルーンペイメント(期日に大きな風船のような返済がある)」と呼ばれていたと記憶している。ただ、この場合の融資期間の大半は5年程度であり、期日に思うように不動産価格が上昇していない(ローンが返せない)場合は銀行にリスケなど頼んでいた。

 しかし個人がマンションを買う場合、期日は30年後とかになるのではないか。30年後のマンション価格などだれにもわからない。30年後、すなわち高齢者になったときに、持ち家を売ってもローンの返済ができない状態になるのは怖い。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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