社外取締役会議長

 取締役会の議長を社外取締役にしている上場企業は139社となった。ただ、上場企業の4%にとどまり(9月5日日経)、欧米とは開きがある。

 社外取締役を議長にすると取締役会のガバナンス機能は高まるだろう。議長は何を取締役会で議論し、どのくらいの時間をかけるのかを主導できるからである。自身の経験から見ても、いくら社外役員を増やしても、取締役会に上程されない事実については知りようがない。ガバナンスとしてその部分は無力だ。大きな前進となる。

 ただ、事務方は抵抗したいだろう。会社の内部事情を知らないし、過去からのしがらみなどに忖度しない人に事案の説明をするのは骨が折れる。社外議長も大変だ。とても取締役会の「お客さん」ではいられない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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