休暇中のメール攻撃
一昔前の休暇明けの管理職の典型的な仕事は、溜まったメールのチェックと返信、溜まった決裁文書の処理であった。今は文書は少なくなったが、メールは休暇中でも移動中でもどこでも追いかけてくる。このことは一般職でも同じだろう。これに関連して10月29日の日経は、米国の例を引いて、休暇中のメールへの返信を強要すること等を禁じる法的措置を検討していることを紹介している。もっとも、返信することはもちろん「労働」ではあろうが、着信メールを読むこと自体ストレスになるし、さらには着信数がみるみる増加していくのに対して、これを読まないで放置しておくこともストレスになる。記事中のダイムラー社の例のように、休暇中の社員へのメールは自動的に消去されてしまって、着信できないようにするのが徹底していていいのではないか。同社は2014年からやっているようだから、そんなに業務に支障はないのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 | |
|---|---|
| 業務分野 |
関連するコラム
-
2025.11.14
奈良 正哉
AIで雇用が減る?
アマゾンやマイクロソフトなど、メガテック企業で大規模な人員削減が相次いでいる。AIによりエンジニア…
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.02
奈良 正哉
アメリカ政府機関閉鎖
アメリカでは予算の失効によって政府機関が閉鎖され、75万人の政府職員が一時帰休となった(10月1日…
奈良 正哉のコラム
-
2026.04.15
奈良 正哉
東大の再発防止策
東大は、付属病院医師の汚職に対して再発防止策を発表した(4月9日日経)。卓越大認定のために必死のよ…
-
2026.04.14
奈良 正哉
英国で暗躍する中国のスパイ
英国で中国のスパイが検挙された。議会の中枢まで侵食していたようだ(3月17日日経)。007の国でさ…
-
2026.04.13
奈良 正哉
同族企業への総合助言サービス
みずほ信託銀行は、同族企業の経営・資産承継など全般にわたる助言サービスを開始する(4月7日日経)。…
-
2026.04.09
奈良 正哉
相続手続き一括化
大手金融機関が相続手続きを一括対応できるようにする(4月9日日経)。「一括」が何を示すのかわからな…