三井住友建設第三者委員会
三井住友建設は、大型プロジェクト(華々しくオープンした麻布台ヒルズと言われている)の工期遅れ等により多額の損失を出した。この問題について第三者委員会が設置され、原因や再発防止策が発表された(11月9日日経)。
事故でも不祥事でもない赤字工事の調査のため第三者委員会が設置される、というのは発見であった。委員会のメンバーとしては、中心となる技術面について大学教授の他に、内部管理全般について弁護士も参加している。
三井住友建設は昔からライバルに比べてひ弱な印象を受けているが、今回のことを契機に力強く立ち直ることを期待したい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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