有事導入型アクティビスト対抗策
このコラムでは「ステルス型」と称していたアクティビスト対抗策を、フジテレビが導入する(7月11日日経)。すでに村上系やダルトンの持ち株が有事トリガーを引いている。したがって、準備としての潜航(ステルス)期間はすでになく、導入を明らかにしたということだろう。
株主総会の承認決議を経て、アクティビスト以外の一般株主に無償増資をする。これによりアクティビストの株式価値はその分減価する(希薄化という)。こんな方法が可能なのかといえば、可能であるというのが司法判断だ。アクティビストは株価の下落の前に持ち株を売って退場することになる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.05.12
奈良 正哉
二大政党制
英国では、地方選で与党労働党が惨敗した。保守党も受け皿にならず、二大政党制は崩壊しつつある。これで…
-
2026.05.08
奈良 正哉
再審決定に対する抗告
刑事事件はやらないので門外漢である。そのうえで、再審制度見直しにかかる法務省と議員の議論について書…
-
2026.05.07
奈良 正哉
ウクライナ戦争はどうなった
GW中はネガティブな市場の急変はなかった。イラン戦争については、トランプ氏の言動に一喜一憂しなくな…
-
2026.04.30
奈良 正哉
アジア新興国若年層失業問題
若年層の失業問題は、失業率が20%を超えてついに公表しなくなった中国特有の問題かと思っていた。しか…