弁護士とAI
弁護士業務とAIとの関係について、トムソンロイターのCEOが日経にコメントを寄せている(11月14日)。その中で、AIにより弁護士自身が調査に費やしていた時間は大幅に減る。これによって、従来(特にアメリカでは)タイムチャージとされてきた弁護士報酬制度も大きく変わるだろうと指摘する。
思うに、AIリテラシーのある顧客はまずは下調べにAIを活用し、それで満足してしまうかもしれない。満足しなくてもその顧客から相談を受ける弁護士は、AIでカバーできない、実体験やニッチな知識を持っている必要がある。相談も的が絞られ、相談時間は短くなるだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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