オフィス回帰5割
米国では、コロナ後にオフィスに回帰した労働者は5割に留まっている。そのせいもあって、オフィスビル市況には弱気な見方が多くなっている(7月19日、20日日経)。
テレワークの旨味を知ってしまった労働者は、容易にオフィスに帰ってこないのだろう。今後日本でも労働者不足は加速する見込みだから、労働者にとって心地の良い働き方の選択肢を与えないと、ますます雇用は難しくなるのだろう。
それにしてもテレワークでやっている「仕事」とは何なのだろう。仕事ではなくて作業に近いのではないか。経験的に言うと、人と会って直に話をしないと、イマジネーションが湧かない。化学反応が起きない。つまり発展性のある「仕事」はできないと思うが、若い人はそうでもないのか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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