プライム脱落スタンダードへ

 東証プライム市場の基準を満たせず、スタンダード市場に移行する企業が今のところ48社ある。さらにその数は増えることが予想されている(7月12日日経)。
 昨年上場市場の選択を迫られたとき、プライム市場基準の当落線上にあった企業では、例外なくプライム市場選択のプロコンを検討したことだろう。期待されるものとしては、企業イメージや採用の有利があったと思われる。しかし、学生を含み一般の人は上場か非上場かは気にかけるかもしれないが、市場区分までは関心がないのではないか。それより、開示など余計なコストがかかる。さらに基準の適合性を絶えずモニターして対策を考えるなど、およそ本業と関係の薄いことに経営資源を取られる。背伸びするのは利が薄い気がする。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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