司法への信頼
米国連邦最高裁は、大学入学時の黒人やヒスパニックなどのマイノリティ人種の優先(アファマティブ アクション)を違憲とした(7月1日日経)。マジョリティ人種への逆差別であるとした。
これに対してバイデン大統領が不当な判決であるとかみついた。「不当判決」は日本では左翼運動家の専売特許かと思っていたが、かの国では大統領まで裁判所への不信感をあらわにする。ちなみに、最高裁への「不支持率」は最近の調査では58%に及ぶそうだ(7月5日日経)。
対して、日本では裁判所に対する信頼は厚い。ときおりキテレツな裁判官の行動が報道されるが、裁判所への信頼が揺らぐほどのこともない。日本では司法に党派性はない。司法については理想的な運営がされているのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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