中途採用比率37%
企業の採用計画の中で、中途採用の比率が過去最高の37%になった(4月20日日経)。
個人の肌感覚としては、学生は知名度志向が強いから、知名度のない企業、わけても中小企業の新卒採用は難しい。スタートアップ企業は即戦力を求めており、新卒を育成する余裕がないから中途採用に傾く。
20世紀には中途採用という言葉自体から連想できるように、中途採用には、何か中途半端な、企業内の出世の王道から外れているような印象があった。それが今はない。
中途採用は今後も増えていくだろう。大手企業の処遇体系も、新卒を標準にするのではなく、むしろ中途採用を標準として設計するべきかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.14
奈良 正哉
暑すぎて働けない
猛暑で屋外で長時間は働けなくなっている(7月11日日経)。建設業などでは深刻だ。経営者としては、作…
-
2025.07.10
奈良 正哉
個人株主増加
日本株の個人株主が増加している。特に若年層の増加が顕著だ(7月5日日経参照)。投資を促したい当局お…
-
2025.07.08
奈良 正哉
気安く友達インサイダー
インサイダー違反者は、社員や契約当事者を押さえて、友人や同僚が最多になっている(6月1日日経)。人…
-
2025.07.07
奈良 正哉
ダライラマ輪廻転生後継者
ダライラマ14世は、自身の後継者は、輪廻転生を前提とした手続きで選定されることを確約した(7月3日…