投信残高増加痛しかゆし

 投信の残高が増加している(11月10日日経等)。もっとも増加の主力は、積立に組み込まれるインデックス投信のようだ。私もたびたびお勧めする、長期・積立(リスク分散)、ほったらかし(相場を見ないので影響されない)、インデックス(リスク分散と低手数料)の流れに沿った結果だ。
 そんな中、三菱UFJ国際の投信残高が、野村を抜いたそうだ(11月15日日経)。ただし、同社においてもインデックス投信が主力であることは同様である。残高は増えても低手数料投信ばかり売れていると、会社としては痛しかゆしだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ