アメリカの離職率

 アメリカでは離職率が最高水準だそうだ。高賃金を求めて、サービスや飲食など低賃金職種からの離職が進んでいる(12月10日日経)。対して日本は、転職すると賃金が下がる傾向がある。親が子に就いてほしい職種も、安定しているが高賃金は期待できない公務員がトップだ。
 日米での職業観や賃金観の違いは、農耕民族と狩猟民族の違いまで遡れるかもしれない。1960年代以降の日本高度成長期には終身雇用、滅私奉公が成長の原動力だった。時代が変わり、経済構造にマッチしなくなってしまった。この農耕民族的職業観のままだと世界から取り残されるだけのような気がする。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ