遺贈寄付
日本財団の遺贈寄附の全面広告が掲載されている(11月29日日経)。その他の公益団体の遺贈寄附の公告を見ることも多くなった。遺贈寄附とは、自分が死んだら遺産(の一部)を寄附するというもので、通常は遺言により行う。最近では遺言代用信託という金融商品でもできるようになってきた。
未婚化、少子化の進展で、遺産を分配したい相続人がいない人からの相談が増えてきた。生きている間は財産枯渇の不安があるから寄附に踏み切れない。しかし、死んだ後の遺産なら寄附できる。人生最後くらい「良いこと」をしたい。それに呼応する形で団体の遺贈寄附受け入れ熱が高まっているということだろう。最後くらい「良いこと」をして、感謝状が葬儀場に飾られるのを想像するのも悪くない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 | |
|---|---|
| 業務分野 |
関連するコラム
-
2026.02.26
奈良 正哉
107歳まで生きる
2100年には日本人の平均寿命は、女97歳、男91歳になるとの国連の研究がある。また2007年に日…
-
2025.12.10
奈良 正哉
ペアローンは鎹
マンション価格が高騰して、夫婦のうち一方の収入では到底購入できなくなった(12月9日日経参照)。そ…
-
2025.11.17
奈良 正哉
城北信金信託免許
城北信金は信用金庫では初となる信託業務の認可を受ける(11月13日日経)。併せて遺言業務など付随業…
-
2025.02.20
奈良 正哉
認知症でも証券投資
認知症になっても、親族が代理人になって証券投資(新規購入)が続けられるようにするそうだ(2月20日…
奈良 正哉のコラム
-
2026.03.25
奈良 正哉
高校無償化と高校数削減
4月から予定通り高校無償化をするらしい。しかし、普通高校のカリキュラムを理解できている高校生はどの…
-
2026.03.24
奈良 正哉
右往左往
トランプ氏が「攻撃する」と言えば、原油は暴騰し株価は暴落する。トランプ氏が「終結する」と言えば、原…
-
2026.03.23
奈良 正哉
婚姻数増加の朗報
2025年の婚姻数は2年連続で増加して50万組を超えた(2月27日日経)。婚姻数の増加が出生数の増…
-
2026.03.19
奈良 正哉
ニデックの典型的会計不正
ニデックの会計不正の内訳として、棚卸資産・固定資産・売上債権の過大評価、引当金の過少計上など、典型…