役員報酬トップ一任
役員報酬をトップ(社長など)に一任している企業の割合は、主要企業で55%になる(8月26日日経)。
自分で自分の報酬を決める、いわゆる「お手盛り」が懸念されるが、日本人の平均的なメンタリティーからすれば、トップは「お手盛り」の非難を浴びないよう、むしろ少な目にしていることが多いのではないか。結果として役員の報酬が低い、それが天井となって管理職の給与が低い、それが天井となって一般社員の給与が低い、という構図になっていないか。欧米並みにトップの報酬を引き上げ天井を高くしないと、企業全体の給与水準は上がらず、結果生産性も上がらないのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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