広島タクシーの廃業

 広島県の大手タクシー会社、広島タクシーが廃業して、円満に会社を清算する(6月1日日経)。コロナの影響もあるだろうが、業界の構造的な問題もあるだろう。このまま続けて倒産に至り、従業員や関係者に迷惑をかけるよりも、余力のあるうちに清算しようということだろう。社長の英断といえる。同社のように歴史のある会社であれば、存続を望む内外の声も多かっただろうから、社長の勇気を高く評価したい。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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