日本株安の示すもの
米国でのインフレ懸念をきっかけに、世界中で株が売られている。中でも日本株の下げがきつい。日本はインフレ懸念から主要国中最も遠いところにいるから、もらい事故のようなものだ。しかし日本株の下げ要因は、たんなるもらい事故か。
ちなみに、このところ日本株投信は純流出になっている(外国株投信は純流入)。日本人でさえ日本株の将来を悲観しているということだろう。低失業率、低廃業率、低起業率、低生産性、低株価といった、日本経済の制度疲労あるいは高齢化を、コロナを契機にスクラップしないと、日本の将来は危うい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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