配偶者居住権で節税
故人の配偶者が相続後も自宅に住み続けられるように、先般の民法改正で「配偶者居住権」が新設された。ただ、「配偶者居住権で相続節税(1月16日日経)」という記事に代表されるように、相続税の節税策に使われているようだ。配偶者の居住権の確保という本来の目的ではなく、その配偶者が亡くなったときの2次相続で、配偶者居住権分の相続税の軽減ができることが注目された。
日本は主要国の中で突出して相続税が高い。だから、相続対策というと相続税対策になりがちだ。しかし、相続税を払うということは、故人が経済的に成功した証でもあるだろう。つまらない技巧に走らず、にこにこ胸を張って相続税を払ってはどうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.09.08
奈良 正哉
日本の長期金利3%の投資家的意味
日本の長期金利(10年物国債の利回り)が3%をつけた。市場関係者では話題である。もっぱら財政健全化…
-
2026.07.09
奈良 正哉
みずほ信託銀行相続ノウハウを伝授
みずほ信託銀行は、地域金融機関に相続関連ノウハウ取得のためのサブスクサービスを提供する。 ゼロ金…
-
2026.06.19
奈良 正哉
成年後見制度変更
成年後見制度が変更される(6月18日日経)。これまで一度後見人が就くと終身だったのが、途中でやめら…
-
2026.04.22
奈良 正哉
みずほ信託総合首位
みずほ信託銀行は、商品力や使いやすさによる評価ランキングで初の総合首位となった。(4月22日日経評…
奈良 正哉のコラム
-
2026.09.25
奈良 正哉
ソフトバンクの格付け
ソフトバンクが一部格付け会社の低格付けをものともせず、内外で大型起債を行う。 あくまで個人の感想…
-
2026.09.24
奈良 正哉
北京市ドローン禁止
北京市は民生用ドローンの使用を全面的に禁止する(9月15日日経)。 また中国は出入国を厳しくして…
-
2026.09.17
奈良 正哉
タワマン2階建てローン
高所得層ではない層が高額なタワマンを購入するのに、2階建ローンというのが用意されているそうだ(9月…
-
2026.09.16
奈良 正哉
日米長期金利上昇
主要国で長期金利が上昇している。長期金利(10年国債利回り)が日本では3%、アメリカでは5%をつけ…