死んだら手続迷路
一般紙はおろか女性誌まで、先週あたりから、親が死んだらどんな手続きが必要かという記事が組まれている。「死んだら特集」が盛んな理由は、現在でも年間130万人の人が亡くなっているが、今後ますます死者が増える多死社会に入りつつあることと、死をタブー視しなくなった社会風潮があるのだろう。それにしても各紙で整理した死後の手続きを見ると目もくらむ。弁護士であってもスムースに手続きができるような気がしない。また、役所と違って銀行や証券会社などの民間はそれぞれ手続きが異なる。相続法の改正で、亡くなった人の銀行預金口座からの当座の金の引出しが若干簡便になるが、これも各銀行で手続きが異なるだろう。相続人は余計に混乱するかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.02.26
奈良 正哉
107歳まで生きる
2100年には日本人の平均寿命は、女97歳、男91歳になるとの国連の研究がある。また2007年に日…
-
2025.12.10
奈良 正哉
ペアローンは鎹
マンション価格が高騰して、夫婦のうち一方の収入では到底購入できなくなった(12月9日日経参照)。そ…
-
2025.11.17
奈良 正哉
城北信金信託免許
城北信金は信用金庫では初となる信託業務の認可を受ける(11月13日日経)。併せて遺言業務など付随業…
-
2025.08.25
奈良 正哉
合併よりSBI
SBIによる中小地銀への出資が再開した。フジテレビへの北尾氏の役員就任可能性がなくなったからだろう…
奈良 正哉のコラム
-
2026.03.25
奈良 正哉
高校無償化と高校数削減
4月から予定通り高校無償化をするらしい。しかし、普通高校のカリキュラムを理解できている高校生はどの…
-
2026.03.24
奈良 正哉
右往左往
トランプ氏が「攻撃する」と言えば、原油は暴騰し株価は暴落する。トランプ氏が「終結する」と言えば、原…
-
2026.03.23
奈良 正哉
婚姻数増加の朗報
2025年の婚姻数は2年連続で増加して50万組を超えた(2月27日日経)。婚姻数の増加が出生数の増…
-
2026.03.19
奈良 正哉
ニデックの典型的会計不正
ニデックの会計不正の内訳として、棚卸資産・固定資産・売上債権の過大評価、引当金の過少計上など、典型…