個人の空き家対策は売り逃げに限る
地方自治体の空き家対策が報じられているが決め手を欠く。個人レベルでも空き家対策が雑誌などに掲載されることがあるが決め手を欠く。例えば、賃貸する、リフォームして自分で住むなどが提案されている。しかし、遠隔地の物件を賃貸してこれを管理するというのは、プロでも難しい事業であり素人が手を出せることではない。長期間に賃貸が及ぶにいたって管理がグダグダになり、権利関係を複雑にして、その後の処理をより難しくするのが関の山といえる。空き家バンクなどの取り組みは評価するが限界的な解決にすぎない。また、自分で住まないから空き家になるのであって、自分のライフプランを空き家対策の為に変更するというのは、本末転倒でありかつ困難である。だから個人レベルの空き家対策としては、売る以外にないと思われる。いつ売るか、どう売るかの問題である。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.04.22
奈良 正哉
みずほ信託総合首位
みずほ信託銀行は、商品力や使いやすさによる評価ランキングで初の総合首位となった。(4月22日日経評…
-
2026.04.13
奈良 正哉
同族企業への総合助言サービス
みずほ信託銀行は、同族企業の経営・資産承継など全般にわたる助言サービスを開始する(4月7日日経)。…
-
2026.04.09
奈良 正哉
相続手続き一括化
大手金融機関が相続手続きを一括対応できるようにする(4月9日日経)。「一括」が何を示すのかわからな…
-
2026.02.26
奈良 正哉
107歳まで生きる
2100年には日本人の平均寿命は、女97歳、男91歳になるとの国連の研究がある。また2007年に日…
奈良 正哉のコラム
-
2026.05.14
奈良 正哉
ニデックは大丈夫か
ニデックは会計不正に加えて、製品に多数の品質不正もあったことを発表した。会計不正だけなら極論すれば…
-
2026.05.12
奈良 正哉
二大政党制
英国では、地方選で与党労働党が惨敗した。保守党も受け皿にならず、二大政党制は崩壊しつつある。これで…
-
2026.05.08
奈良 正哉
再審決定に対する抗告
刑事事件はやらないので門外漢である。そのうえで、再審制度見直しにかかる法務省と議員の議論について書…
-
2026.05.07
奈良 正哉
ウクライナ戦争はどうなった
GW中はネガティブな市場の急変はなかった。イラン戦争については、トランプ氏の言動に一喜一憂しなくな…