定年制度 2
2日前の日経新聞朝刊に、小泉進次郎が事務局長を務める「人生100年時代戦略本部」が、「人生100年時代」を見すえて、定年のない「エイジフリー社会」の構築を求める提言を行ったと報じている。同日の「経済教室」では慶応大学の清家教授は「人生100年時代」に向けて、少なくとも70歳までは定年を延長するよう、労働経済学の見地から意見を述べられている。同感である。大企業の多くは定年延長により65歳まで働けるようになっているが、その過程でポストオフなどと称して、処遇が段階的にかつ大幅に下がる給与制度を採用している。また、年金受給年齢になっても給与所得があるとその金額によって年金が減額される仕組みになっている。これでは高齢者に働くなと言っているようなものだ。「働ける」だけでなく、「働きたい」環境をつくる必要がある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 | |
|---|---|
| 業務分野 |
関連するコラム
-
2026.09.29
奈良 正哉
AI失業
AIは新しい仕事を創造するか、それとも既存の仕事を奪うか、という議論がAIが注目されてからある。今…
-
2026.09.01
奈良 正哉
山中横浜市長パワハラで辞任
山中横浜市長がパワハラで辞任するそうだ。新聞記事によれば「ポンコツ」「人間のクズ」など、ずいぶんひ…
-
2026.06.12
奈良 正哉
日本人は働きます
英国のニートは100万人を超え、16-24歳の人口の13.5%になるそうだ(6月4日日経)。米国で…
-
2025.11.14
奈良 正哉
AIで雇用が減る?
アマゾンやマイクロソフトなど、メガテック企業で大規模な人員削減が相次いでいる。AIによりエンジニア…
奈良 正哉のコラム
-
2026.11.05
奈良 正哉
結局買われた株式市場
アメリカの中間選挙が終わった。事前の予想以上に民主党が勝ち、共和党が負けた。株式市場は民主党が嫌い…
-
2026.10.30
奈良 正哉
フランスの混乱
フランスの学生デモに乗じた破壊行為は、マクロン氏は極左暴力組織が主導していると言い、トランプ氏は移…
-
2026.10.29
奈良 正哉
ペルーの校則
日系女性が大統領になったペルーは、公立学校の生徒に対して身だしなみ規則を作るそうだ。男子生徒は短髪…
-
2026.10.28
奈良 正哉
中小企業のガバナンス
ガバナンスといえばもっぱら大企業が問題になる。中小企業は東証で問題にしているレベル未達はもちろん、…