銀行のピンチ 3
本日の日経朝刊にあるように、FRBは着実な利上げフェーズに入っている。原油価格も3年ぶりの高値圏である。日本においても、人手不足と政権の後押しを背景として賃金が上昇している。気の遠くなるような期間続いた日本のゼロ金利ないしマイナス金利も、しばらくすると溶解して金利は上昇するのではないかと思う。とすると、銀行は一息つける。そしてここで一息ついた銀行は、次の波によって淘汰されるのであろう。このところ銀行が打ち出している諸施策は、統合にせよIT化にせよ経費削減サイドのことがほとんどだ。トップラインを生み出す新たなビジネスモデルは聞こえてこない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.18
奈良 正哉
ルンバの負け
自動掃除機ルンバを手掛ける米アイロボットが破産法を申請した(12月16日日経)。中国勢に価格競争で…
-
2025.12.17
奈良 正哉
EUエンジン車禁止撤回
EUは35年以降エンジン車を禁止する目標を撤回する(12月17日日経)。足下で中国EV車に市場を席…
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…
-
2025.12.15
奈良 正哉
世界投資と一局投資
日経「一目均衡」の「生き残るための世界株投資」に同感である(12月9日日経)。 内容は詳細に渡る…