内部通報制度
今朝の日経の1面に、内部通報制度の通報者保護の記事が掲載されている。内部通報で不祥事が発覚するケースは多い。私見であり感覚的ではあるが、企業の内部統制システムの中で、最も重要でかつ実質的に機能しているのは、内部通報制度ではないか。ただ、通報者が保護されないと(さらに言えば、保護されることに従業員が確信していないと)利用はすすまず、制度は画餅に帰する。コンプライアンス担当役員でかつ内部通報制度の運営責任者である上級役員が、逆上のあまり自己に向けられたハラスメント通報の犯人捜しをやっていたというような、笑えない笑い話も聞かないではない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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