オンライン難民は銀行難民
みずほやりそななど大手銀行が、コロナ下の対面営業の難しさから、ビデオを使ったオンライン営業に力を入れている(8月19日日経)。銀行の視点で見れば、ますます外訪営業拠点としての支店の重要性は薄れる。一方、顧客の視点で見ると、コロナが怖いので訪問を受けたくないなら、オンライン会議の一つもできるようならなければならない。訪問もオンラインもだめなら、銀行からのサービスを受けられない難民にならざるを得ない、ということになる。高齢者には厳しい世の中になった。老化防止のために、オンラインデビューする機会が与えられたとして、この環境を前向きにとらえるべきかもしれないが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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