コロナ報道
コロナについてのマスコミの報道ぶりからは、「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は専門家であり、正しい判断ができ、コロナ対策について、正義の提言者である。対して、その提言に耳を貸さない政府は、コロナ対策を遅れさせる抵抗勢力である。という印象を受ける。しかし、分科会はあくまでアドザイザーであり、決めるのは政府だ(12月31日日経「展望」武藤東大教授 参照)。
司法における意思能力判断においても、精神科医はアドバイザーであり、決めるのは裁判所である。
また、政府として決めるべきことはあるが、自治体ごとにできることもある。そもそも、自治体ごとに罹患状況、医療態勢、経済構造はことなる。誰か一人を悪者にしている場合ではない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.02.20
奈良 正哉
認知症でも証券投資
認知症になっても、親族が代理人になって証券投資(新規購入)が続けられるようにするそうだ(2月20日…
-
2025.02.18
奈良 正哉
遺産国庫帰属10年で3倍
相続する人がいなくて、結局国庫に帰属した遺産は10年間で3倍、1,000億円超になったそうだ(2月…
-
2025.01.30
奈良 正哉
身元保証
独居高齢者が増加するにつれ「身元保証」が問題になっている(1月8日日経)。身元保証人は病院や施設に…
-
2025.01.17
奈良 正哉
後見人行政申立て
認知症高齢者を保護する制度として後見人制度がある。後見人の申立てをするのは、制度上第一に親族が位置…
奈良 正哉のコラム
-
2025.06.26
奈良 正哉
農水局でいいのでは
令和の米騒動は若きヒーローを生んだと思った。しかし、都議選を見る限りまぼろしだったようだ。一部長老…
-
2025.06.23
奈良 正哉
日大不祥事体質
笑点で一之輔さんが母校日大の不祥事体質ついてまくらを振っていた。思い出したので最近報道された重量挙…
-
2025.06.20
奈良 正哉
日米外国人介護職
介護大手SOMPOケアは、インドでの研修修了者を日本の施設で介護士として受け入れる(6月20日日経…
-
2025.06.12
奈良 正哉
自社株買い最高潮
自社株買いが過去最高になっている(6月12日日経)。IRやSRの場面では、自社株買いをするのが当然…