株主総会どこでやる?

 6月下旬に株主総会のハイシーズンがやってくる。今年はコロナのおかげで準備が間に合わず、延期や継続会も議論されている。それとは別に、総会の物理的なあり方も議論されている。これまで通り、株主の現実の出席を求める①リアル総会に加えて、三密を避けるため、②リアル+ネット、③ネットオンリーも議論に上っている。今の日本では③ネットオンリーは認められていない。ただ、法律を変えれば可能だ。

 今後は②や③のやり方が主流になっていくだろう。とすると、これまでの弁護士や会計士に加えて、IT技術者もバックアップに回る必要性が出てくるかもしれない。総会途中の通信不調によって、総会の無効や取消しになってしまっては大変だ。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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