メンバー紹介

  • パートナー

    佐藤 香織

    Kaori Sato

  • アソシエイト

    山田 重則

    Shigenori Yamada

  • 事務局

    花井 千晃

    Chiaki Hanai

パートナー・
アソシエイトから見る
事務所の特徴

  • 本日の司会を務めます、事務局の花井です。本日は、新たに弁護士としての第一歩を踏み出そうとされている方に向けてお二人からお話しを伺いたいと思います。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

  • 53期のパートナー弁護士の佐藤香織です。私は、新人の頃は、主に破産・民事再生案件を担当していました。現在は、主に国内税務・国際税務の案件や税理士賠償責任の案件、企業の顧問業務、公益法人・一般法人の運営の法的支援を担当しています。また、個人のお客様の遺産分割や遺留分などの相続案件も担当しています。教えることが好きなので、セミナー講師やロースクールで租税に関する講義も担当しています。

  • 69期のアソシエイト弁護士の山田重則です。当事務所に入所以来、パートナーの先生方とともに様々な案件に関与してきましたが、特に印紙税や固定資産税、労務や相続に関する案件について経験を積んできたと思います。

  • お二人とも特徴的な業務をされていますね。佐藤先生は、公益法人・一般法人の運営の法的支援をされているとのことですが、これはどのような業務なのでしょうか。

  • 公益法人・一般法人には、理事会、社員総会、評議員会などの事業を行うために必要な機関があり、法律に基づいて運営しています。その運営についてアドバイスをしています。また、新しく一般社団法人、一般財団法人を設立したい、一般法人から公益法人になりたい、というご依頼もサポートしています。

  • 山田先生のされている印紙税の業務というのは、どのような業務なのでしょうか。

  • 請負契約書や領収書といった一定の文書を作成すると、印紙税が課税され、文書に印紙を貼ることで印紙税を納付したことになります。文書1通あたりの印紙税は少額であったとしても、企業によっては膨大な数の文書を作成しますので、数千万円から数億円の税金となります。そうすると、ある文書が課税文書かどうかは非常に大きな問題になります。私は、企業のクライアントから印紙税に関する相談や意見書の作成などのご依頼を受けています。

  • 印紙というとわずかな金額というイメージがあり、こんなにも大きな問題になるとは思ってもいませんでした。次に、当事務所の特色はどのようなところにあると思いますか。

  • 当事務所は、長年にわたって、納税者が圧倒的に不利といわれる税務訴訟の分野で多数の勝訴判決を勝ち取ってきました。その経験は他の法分野にも生かされ、「戦わずして勝つ、しかし、戦っても勝つ」の実践に繋がっていると思います。

    また、代表の鳥飼は、元々、弁護士が不在の税務領域を開拓した第一人者ですので、「挑戦する人を応援する」、「他の人がやらないことをするのはいいことだ」といった雰囲気が当事務所にはあります。このような雰囲気のためか、当事務所の弁護士は各々が異なる分野で業務にあたっているように思います。

  • 確かに、私がこの事務所に入所した当時も、若手の弁護士が税務訴訟の主任をしていました。私も税務訴訟を担当することになったとき、自分にとって未知の分野でしたが、とても魅力のある仕事であると気づき、それ以来、税務案件に取り組んでいます。弁護士としての年数にかかわらず、挑戦の気持ちのある人には門戸が開かれるのが、この事務所だと思います。

  • 当事務所は伝統的に「他の人がやらないことに挑戦する」という雰囲気があるのかもしれませんね。佐藤先生は、当事務所の特色はどのようなところにあると思いますか。

  • 当事務所は、税務、企業法務に力を入れており、この分野では、代表の鳥飼をはじめ高い専門的知見を有する弁護士が所属しています。企業法務といっても多岐にわたりますが、近年は、商標等の知的財産や人事・労務についてのご相談も増えてきましたので、これらの分野に専門的知見を有する弁護士も所属しています。

    また、当事務所には中小企業のクライアントも多くいらっしゃいますが、中には事業承継に悩みを持つ経営者もおられます。事業承継は、法務と税務が密接に関連しますが、当事務所には税理士を擁する税務部がありますので、法務と税務の両面から最適なスキームをアドバイスすることもできます。

入所してから感じた
事務所の魅力

  • 弁護士と税理士が一緒に案件に取り組むのも当事務所の特色の1つですね。次に、当事務所に入所して良いと感じた点はどのような点でしょうか。

  • 弁護士になってこれをしたいという明確な目標を持つ方にも、どんな案件でも取り組んでみたいという方にも、当事務所には無限のチャンスがあると感じます。経験豊富な先輩弁護士が多数、在籍していますので、クライアントからの様々な質問に対しても、弁護士同士で情報交換をしたり、一緒にチームを組んだりすることで、対応することができます。

    また、本を出している弁護士も多数いますし、セミナーや研修の講師も多くの弁護士が行っています。自分で企画することもできますので、意欲があればたいていのことはできると思います。

  • 弁護士以外の資格を取得する先生や出向をして外部で経験を積む先生、WEB上で毎日ユニークなコラムを書いている先生もいらっしゃいますね。山田先生は、当事務所に入所して良いと感じた点はどのような点でしょうか。

  • 私は、元々、何か強みとなるような分野を持ちたいという思いをもって入所しました。入所した当初、代表の鳥飼が新たに取り組もうとしていたのが印紙税でしたので、私も積極的にこれに関与し、新人弁護士ながら書籍の執筆やセミナー講師も務めました。今では印紙税は私の強みの1つとなっています。

    また、現在は、固定資産税還付業務についても深く関与しています。これは自治体に対して固定資産税の金額が過大となっていることを指摘し、過去に支払った固定資産税の還付を求めるというものです。今ではほぼ毎日、様々な自治体と固定資産税に関する交渉を行っています。

    意欲をもって取り組めば、期が若くても案件を任せてもらえるところが当事務所の良い点だと感じています。

入所後の研修と
キャリアプラン

  • お二人とも「意欲」という言葉を使っているのが印象的でした。入所後の新人弁護士の研修はどのようなものでしょうか。

  • 新人弁護士には1人ずつ指導担当の弁護士がつき、共同して案件に取り組むことになります。また、いくつかの重要な法分野については、各パートナー弁護士から座学の講義を受けることができます。このように実地と座学をバランスよく組み合わせることで、徐々に実務に必要な知識、案件への取り組み方を身につけてもらうことにしています。

  • 新人弁護士からは指導担当の先生がいることで安心したという声も聞きますね。それでは、最後に、お二人から新たに弁護士としての第一歩を踏み出そうとされている方に向けてメッセージをお願いします。

  • 弁護士のいいところは、職務領域がとても広く、様々な領域で新しい挑戦ができることだと思います。先輩弁護士とともに仕事をする中で少しずつ自分のできることを増やしつつ、時には今取り組んでいる案件とは離れて何か新しいことはできないか周りを見渡すのもいいかもしれません。

  • 弁護士として仕事を始めることは、やっとスタートラインに立てたということです。すべてはこれからであり、人や仕事との出会いが、皆さんに様々な世界と可能性をもたらしてくれます。それを最大限に活用して、失敗をおそれず、邁進していただきたいと思います。

  • 佐藤先生、山田先生、ありがとうございました。本日の座談会は終了としたいと思います。

募集要項