中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は中国自ら立証しているのに頑ななものだ。それを受けて元安と株安が止まらない。
かつて中国経済について、日本の失われた30年の二の舞かという疑問に対して、独裁国家は民主国家に比べて対応が迅速だからそうはならない、という反論があった。しかし今はこうした論調は聞かれなくなった。逆に言えることは、資本主義国家の企業の過ちは市場で淘汰されるが、独裁国家の独裁者の過ちは是正されないということではないか。
外国人の中国株投資家は我慢強いそうだが、いつまで我慢できるのだろうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
-
2025.08.19
奈良 正哉
短期は米価、長期は投資
日本の農業への投資は、先進国の中では唯一減少し続けている。20年前と比較して40%減だ。単位面積あ…
-
2025.08.18
奈良 正哉
お盆休みの急騰
お盆休みの間に、株式相場はずいぶん遠くに行ってしまった。普通の人が休みの間にも、市場関係の人は熱心…
-
2025.08.08
奈良 正哉
MAGAの隠れた恩恵
トランプ大統領の看板「MAGA」は本来の成果を上げつつあるのかはわからない。しかし、世界の投資家の…
-
2025.08.07
奈良 正哉
日本の移民問題
日本人人口は調査以降最大の90万人減った。半面外国人は35万人増えた。過去の中国や朝鮮からのなし崩…
奈良 正哉のコラム
-
2025.08.21
奈良 正哉
広陵高校野球部全寮制リスク
広陵高校野球部は全寮制だそうだ。野球も(勉強も?)それ以外の生活全般も狭い社会の中に閉ざされている…
-
2025.08.20
奈良 正哉
広陵高校野球部150人
広陵高校野球部への批判が止まらない。同野球部は150人の大所帯だそうだ。この点は評価できる。野球強…
-
2025.08.19
奈良 正哉
短期は米価、長期は投資
日本の農業への投資は、先進国の中では唯一減少し続けている。20年前と比較して40%減だ。単位面積あ…
-
2025.08.18
奈良 正哉
お盆休みの急騰
お盆休みの間に、株式相場はずいぶん遠くに行ってしまった。普通の人が休みの間にも、市場関係の人は熱心…