中国は日本化以下
最近の中国経済の停滞をみて「日本化」という言葉を聞くが、そんな程度ではすまないと思っている。中国では業界1、2位の不動産会社が倒産危機だ。日本のバブル崩壊期では、たしかに中小の不動産会社や開発に手を出した地方ゼネコンが倒産したが、大手は生き残っている。
中国では(最近公表を停止したが)若年層の失業率が20%を超える。日本でも就職氷河期と言われたが、そこまでひどくはなかった。
独裁政権だから経済対策発動が機動的にできる、と言われる。しかし、古くは大躍進政策、一人子政策、最近ではゼロコロナ政策など、経済に暗い独裁者が誤った政策を発動して、経済を破壊してしまう可能性の方が高いのではないか。アーメン。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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