SMBC日興証券相場操縦の2
今回の事件では、法人であるSMBC日興証券は早々に罪を認め、判決は確定して罰金を払い、内部管理体制の強化を約束している。
同社幹部は、個人の利益のためではなく、会社の利益あるいはその先の顧客の利益のためにやったのだろう。しかし、個人は刑事罰に問われ、会社には梯子を外された格好だ。裁判所も法人と異なる判決(つまり無罪)をするのは困難だろう。
会社に帰属していても、最後は自分で自分を守らなければならない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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