司法DXの進展で弁護士の仕事はどうなるか
少し前までは、IT化の進展で必要がなくなる法律職としては、行政書士や司法書士、税理士などが挙げられていた。弁護士は安全地帯にいた印象だ。しかし、チャットGPTの出現によって、弁護士も安穏としていられなくなりそうだ。
まだ、裁判所を筆頭に、司法の世界はアナログが幅を利かしている(「ホントにできる?司法DX」最近の日経連載記事参照)。遺言や戸籍などの相続の道具もまだアナログだ。これらが一新されないと、完全デジタルの世界はやって来ないのだろう。しかし、「普通の」弁護士の住む場所は確実に狭くなっていくだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
奈良 正哉のコラム
-
2024.10.24
奈良 正哉
ボーイング大幅賃上げ
ボーイングは組合のストに負けて、4年で35%(単純年8%超!)もの賃上げを提示した。他方、同社は航…
-
2024.10.23
奈良 正哉
インサイダー監視なめてる?
金融庁に出向していた裁判官がインサイダー容疑をかけられている。今度は本丸東証の職員がインサイダー容…
-
2024.10.21
奈良 正哉
長い書名
ヒット本の書名は長くなっているそうだ(10月20日日曜日日経)。ヒット本を読まないのでそんなものか…
-
2024.10.15
奈良 正哉
スタートアップに投資をしたいけれど
大企業がスタートアップへの投資を活発化させているという記事がある(9月25日日経)。企業は全般に金…