リスキリングへの公的助成
企業が従業員を「リスキリング(再教育)」するのに対して、助成金を出す旨岸田首相が表明した(10月13日日経)。日本のリスキリングはOECD平均に比べて遅れているとの調査もある(同日日経)。しかしよくその調査を見ると、大幅に遅れているのは、「機会の柔軟性」と「市場ニーズとの整合性」であって、「学習の対象範囲」はOECD平均に近い。おそらく、いまでも企業は、雑貨屋のように多数の安い(企業にとってコストの低い)研修メニューを並べているのだろう。
助成のあり方もよくよく考えないと、もともとたいした仕事をしていない中高年に対して「もう仕事はいいから、研修でもやって助成金を稼いでくれ」となりかねない。そうして得た技能は政府の期待と違って、市場ニーズ(DXなど転職するための技術)と整合しないものになってしまうだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 | |
|---|---|
| 業務分野 |
関連するコラム
-
2026.07.01
奈良 正哉
トランプ信頼度習プーより下
アメリカの民間調査団体による世界36か国42千人を対象とした調査で、国際問題についてのトランプ氏へ…
-
2026.06.30
奈良 正哉
日本は強くなった
日本のワールドカップは終わった。それにしても日本は強くなった。あのブラジルを追い詰めた。ペレが現役…
-
2026.06.26
奈良 正哉
ワールドカップと株主総会
ワールドカップの日本・スウェーデン戦と株主総会の時間帯がほぼ重なった。総会前の役員控室の話題はもっ…
-
2026.06.25
奈良 正哉
週刊文春の品質
今週の新聞広告を見る限り、週刊文春は高市中傷動画問題は引っ込めたようだ。変わらず高市攻撃をしている…
奈良 正哉のコラム
-
2026.07.01
奈良 正哉
トランプ信頼度習プーより下
アメリカの民間調査団体による世界36か国42千人を対象とした調査で、国際問題についてのトランプ氏へ…
-
2026.06.30
奈良 正哉
日本は強くなった
日本のワールドカップは終わった。それにしても日本は強くなった。あのブラジルを追い詰めた。ペレが現役…
-
2026.06.26
奈良 正哉
ワールドカップと株主総会
ワールドカップの日本・スウェーデン戦と株主総会の時間帯がほぼ重なった。総会前の役員控室の話題はもっ…
-
2026.06.25
奈良 正哉
週刊文春の品質
今週の新聞広告を見る限り、週刊文春は高市中傷動画問題は引っ込めたようだ。変わらず高市攻撃をしている…