病院へのサイバー攻撃

 大規模病院へのサイバー攻撃が増加しているとのことだ(5月29日日経)。そもそも大部分の病院の経営者は医者であるから、経営の知見も経験もないし、ひょっとすると関心も低いだろう。病院のガバナンスが脆弱というのは、定説と言ってもいいかもしれない。
 わけても情報セキュリティーなどは技術的な分野だから、とりわけ脆弱だろう。対して保有する患者情報はまさに機微情報だ。法曹界も、サイバーセキュリティについては病院のことを笑ってはいられない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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