遺贈寄付
日本財団の遺贈寄附の全面広告が掲載されている(11月29日日経)。その他の公益団体の遺贈寄附の公告を見ることも多くなった。遺贈寄附とは、自分が死んだら遺産(の一部)を寄附するというもので、通常は遺言により行う。最近では遺言代用信託という金融商品でもできるようになってきた。
未婚化、少子化の進展で、遺産を分配したい相続人がいない人からの相談が増えてきた。生きている間は財産枯渇の不安があるから寄附に踏み切れない。しかし、死んだ後の遺産なら寄附できる。人生最後くらい「良いこと」をしたい。それに呼応する形で団体の遺贈寄附受け入れ熱が高まっているということだろう。最後くらい「良いこと」をして、感謝状が葬儀場に飾られるのを想像するのも悪くない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 | |
|---|---|
| 業務分野 |
関連するコラム
-
2026.06.19
奈良 正哉
成年後見制度変更
成年後見制度が変更される(6月18日日経)。これまで一度後見人が就くと終身だったのが、途中でやめら…
-
2026.04.13
奈良 正哉
同族企業への総合助言サービス
みずほ信託銀行は、同族企業の経営・資産承継など全般にわたる助言サービスを開始する(4月7日日経)。…
-
2026.04.09
奈良 正哉
相続手続き一括化
大手金融機関が相続手続きを一括対応できるようにする(4月9日日経)。「一括」が何を示すのかわからな…
-
2026.02.26
奈良 正哉
107歳まで生きる
2100年には日本人の平均寿命は、女97歳、男91歳になるとの国連の研究がある。また2007年に日…
奈良 正哉のコラム
-
2026.06.26
奈良 正哉
ワールドカップと株主総会
ワールドカップの日本・スウェーデン戦と株主総会の時間帯がほぼ重なった。総会前の役員控室の話題はもっ…
-
2026.06.25
奈良 正哉
週刊文春の品質
今週の新聞広告を見る限り、週刊文春は高市中傷動画問題は引っ込めたようだ。変わらず高市攻撃をしている…
-
2026.06.24
奈良 正哉
旧統一教会の解散決定
旧統一教会の解散が最高裁で決着した(6月24日日経)。まあ、当然だろう。ここほど宗教法人にもかかわ…
-
2026.06.23
奈良 正哉
夕張市復活
夕張メロンで有名な夕張市は、20年前財政破綻自治体としても有名になってしまった。破綻認定されたとき…