キャリア不人気

 キャリア官僚志願者が5年連続で減っており、2021年度の試験申込者は前年比15%も減っているそうだ(4月17日日経)。DX化の遅れた非効率な職場で、過労死ラインを超える残業をやらされたら、志望者が減ってしまうのは当然だ。法案の中で「もしくは」とすべきところ「もししくは」とミスしたのはけしからん、などと国会で攻撃されるのもやる気を削ぐだろう。
 DX化が遅れ、ところによりブラックな職場である法曹界も他人事ではない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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