デジタルアート

 期せずして、テレビ東京とNHKが、同日ニュース番組で、昨今のデジタルアートの隆盛について報じていた。デジタルアートとは、文字通りデジタルデータによる芸術品で、ネットがあればどこでも鑑賞できる。また、いくらでも複製できる。このうち原画にあたるオリジナルに、作成者の証明を付けるのがNFT(Non Fungible Token)と呼ばれる。NFTは複製できないから、唯一のオリジナルの証明になる。ブロックチェーン技術を使ったものらしい。
 このNFTデジタルアートは、どんどん高値をつけているらしいが、テレビ東京で報じていたのは、支払は、イーサリアムという暗号資産(仮想通貨)でするものだ。アートの世界も完全デジタルになってしまうと思考が追い付かない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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