LINE問題

 LINEが顧客データの保管・管理を、中国や韓国でやっていたことが問題になっている。経営者は謝罪とデータの全面国内復帰を約束させられた。同時に自治体はLINEの使用を次々取りやめている。
 そもそもLINEは韓国由来のSNSである。ちなみにTICKTOKは中国由来だ。外国由来のSNSを、自治体が公式の通信手段として安易に採用すること自体理解できない。データは財産であると同時に恐喝手段でもある。
 さらに非難されるべきは、国内で流通しているSNSのデータ管理を、外国でやることに有効な法規制を敷いていないことだろうか。トランプは変な人だったが、少なくともTICKTOKに対する基本的な姿勢は正しかっただろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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