三菱UFJ信託の認知症対策
三菱UFJ信託銀行は、認知症になりそうな高齢者の子供が代理人となって、高齢者に代わって預金の引き出しをできるようにするそうだ(3月18日日経)。法律構成はわからないが、銀行としては腹をくくって、高齢者の資金を動かそうということだろう。遺言信託利用者、配偶者からの相続財産の受領者という要件は営業的なしばりで、営業的にメリットのない(つまり富裕層ではない)顧客にはサービスを提供しないということかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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