事業承継ファンド
5月以降、徐々にコロナ緊急融資の期限を迎える。企業として事業を継続するのか、止めるのか、判断を求められるきっかけになるだろう。銀行としても支援を継続するのか、止めるのか判断を求められるだろう。
事業継続を前提として、その承継に問題がある(後継者難など)場合に対して、京都銀など地銀がファンドを作って、会社を買い取る支援策も提供されている(2月25日日経)。これらも事業の見通しがあっての話である。事業の先行きが明るくなければ、早々に廃業として幕引きを図るべきなのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…
-
2025.10.23
奈良 正哉
モームリ弁護士法違反
退職代行サービスのモームリが弁護士法違反の疑いで家宅捜索された。もともと同社のサービスは、弁護士し…
-
2025.10.15
奈良 正哉
万博工事未払い問題
万博が閉幕した。事前の批判や疑念を覆して興行的には成功だったようだ。公金で赤字補填をしなくてすんで…
-
2025.09.25
奈良 正哉
JALパイロット飲酒
JAL機長の飲酒による遅延については、日経が、パイロット部門は聖域化していて経営陣も口を出せない風…
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…
-
2025.11.05
奈良 正哉
オーバーツーリズムの裏で
インバウンドによるオーバーツーリズムの反対現象として、日本人の国内観光は減少している。前年同期(1…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…