春闘?連合?ベア?
2021年の春闘が始まった。連合はベア2%を掲げる。と記載しても、若年層には何のことだかわからない人が多いだろう。それだけ時代遅れの制度になってしまった。春闘とはこの時期一斉に、労働組合が経営と来季賃金について交渉(闘争)すること。連合は労働組合の親玉。ベアとはベースアップの略語で、(年功序列を前提とした)賃金カーブを2%分垂直に上方シフトするという賃上げスタイルだ。
全産業一斉に、全産業一律で、賃金カーブ全体のかさ上げ目標を掲げるのは、各社・各産業ごとに異なる経営実態、労働者ごとに異なる雇用実態に合わないことは明白だ。労働組合の組織率も落ちている。背広やハンコと並び、連合が主導する春闘によるベア獲得という制度も早晩なくなるのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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