銀行から現金が消える日
現金の番人である銀行から現金が消えようとしている。あおぞら銀行は全店で現金の取り扱いを停止する(10月26日日経電子)、三井住友は7割の支店で窓口での現金の取り扱いを停止する(10月25日日経)。数十年前くらいまでは、札勘(お札の勘定)は銀行員の必須のスキルとされ、その練習をさせられた記憶がある。一流大学出身者に札勘の練習をさせるのだから、のんきな時代であった。
デジタル通貨はフィッシングのリスクを懸念する声がある。他方、現金は落としたり盗まれたらおしまいだ。性質は違うが現金にも単純なリスクがある。ただ、法定通貨が全てデジタルになると、国民すべての経済活動が国(中央銀行)によって監視可能になってしまうのだろうか。中国のようでそれも気持ち悪いが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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