銀行から現金が消える日
現金の番人である銀行から現金が消えようとしている。あおぞら銀行は全店で現金の取り扱いを停止する(10月26日日経電子)、三井住友は7割の支店で窓口での現金の取り扱いを停止する(10月25日日経)。数十年前くらいまでは、札勘(お札の勘定)は銀行員の必須のスキルとされ、その練習をさせられた記憶がある。一流大学出身者に札勘の練習をさせるのだから、のんきな時代であった。
デジタル通貨はフィッシングのリスクを懸念する声がある。他方、現金は落としたり盗まれたらおしまいだ。性質は違うが現金にも単純なリスクがある。ただ、法定通貨が全てデジタルになると、国民すべての経済活動が国(中央銀行)によって監視可能になってしまうのだろうか。中国のようでそれも気持ち悪いが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.01.30
奈良 正哉
ニデック株価至上主義
ニデックの会計不正について同社は東証に改善計画書を提出した。問題の本源たる組織風土に、永守氏の「株…
-
2026.01.29
奈良 正哉
東大不祥事の「真の」原因?
東大が不祥事で揺れている。医学部教授の多数多額の接待問題だ。同大は卓越大認定に向けてガバナンスの強…
-
2026.01.28
奈良 正哉
みんなそろって消費減税
与野党とも消費減税だ。そんなことでいいのか。長期債市場では「だめだ」と言っている。すなわち、財政懸…
-
2026.01.22
奈良 正哉
明るく残酷な見通し
1月22日のテレビ東京MSで、野村アセットの石黒氏が長期株価見通しを語った。現在の企業収益の伸びと…