議員定数削減
議員定数削減は有権者の受けはいい。一方、歳出削減効果はほぼない。削減自体に反対はしない。思うところ3つ。
一つは、衆院だけが対象になっているようだが、削減するのはむしろ参院ではないか。身分が6年間守られているのに比して権限が大きすぎる。権限を縮小するためには憲法を改正する必要がある。だからせめて議員数を大幅に減らして実質的な権限を縮小するべきではないか。
二つは、これを機に一票の格差を是正すべきではないか。ときに、一票の格差を是正しようという議論に対して「地方軽視」との批判があるが倒錯している。現在の著しい都市部軽視を憲法が保証する参政権の平等に近づけるだけだ。
三つは、議員定数削減に反対する野党(おそらく自民党の一部も)は「1割削減の根拠を示せ」といっている。熊鹿質問議員やら居眠り議員やら内職議員だけでも十分に1割に達するのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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