みずほの働き方改革
みずほFGは週休3日、4日勤務制度を導入する。銀行としては「在宅勤務」と称して、実質「在宅休暇」となってしまうくらいなら、いっそ名実ともに休暇としてその分の人件費を削減しようという意図もあるかもしれない。行員は銀行からのベーシックインカムを得つつ、リスクのある副業ができる。もともとメガバンクには優秀な人が多いから、その中からユニコーン企業も出現するかもしれない。ただこうした働き方を選ぶ行員は出世はできないだろう。だから銀行としては、幹部候補生にはやってほしくないと思われる。行員は、短縮勤務の申し出がすんなり認めらるか否かで、自分の立ち位置がわかるだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
奈良 正哉のコラム
-
2024.04.26
奈良 正哉
資産運用教育
みずほは社員の年金制度をDC(社員が運用責任を負う)に一本化する。同時に資産運用教育も充実させる(…
-
2024.04.24
奈良 正哉
EVは解なのか
テスラは大苦戦している。EV全体も失速している。EVが順調にシェアを伸ばしていけば、テスラと中国B…
-
2024.04.23
奈良 正哉
物言う社外取締役
機関投資家からの要請で、社外取締役として面談・意見交換を行った。 これまで、社外取締役といえば、…
-
2024.04.22
奈良 正哉
内部通報こそ切り札
内部通報の活用があまり進んでおらず、通報者の30%程度が通報したことを後悔しているとの調査結果があ…