遺贈寄附特集
このところ「週刊現代」は、毎号「死」をテーマにした記事、すなわち終活、相続、死後事務などの記事を多く載せている。おひとり様も増えて、読者のニーズがあるのだろう。また、自分や親の「死」について、タブー視する向きが減ってきているのだろう。ななめ読みなので読み落としがあるかもしれない。しかし、同紙には、「遺贈寄附」の記事がないように思える。「遺贈寄附」とは、自分が死んだら遺産を公益団体などに寄付することだ。こうした希望を持っている高齢者は多くなっている。一方、どうしたら遺産を寄附できるかわからない、という人も多い。同紙には「遺贈寄附」も特集してもらいたい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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