投資信託は儲からなくなってきた?
資産運用会社の収益は、報酬率の低下によって悪化している(8月6日日経)。そこで運用されている投資信託の販売手数料は、低下どころかゼロ化が進んでいる。つみたてNISAに組み入れる投資信託の当初販売手数料はゼロだ。投資信託はだんだん儲からない商品になってきているようだ。そこでフィデリティのように運用助言手数料を収入の柱にしようという動きが出ている。顧客からいくら取るかという手数料体系ではなく、顧客と同じ船に乗って、管理資産残高比例、運用実績比例というような、顧客の利益に乗じた報酬体系に徐々に移行していくのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.16
奈良 正哉
高齢者割合増、高齢就業者増
65歳以上の高齢者の割合は29%となり世界最高だ。高齢就業者も930万人となり増加を続けている(9…
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…