高校野球の選手宣誓
高校野球交流試合の開幕戦両主将による選手宣誓は、「完璧」であった。内容的にはコロナや集中豪雨について言及し、文法的には一つの間違いもなく、宣誓途中で言い淀むこともなかった。最後には合唱のように二人が声を合わせて一つのフレーズを宣誓した。このことから、宣誓は選手自身が考えたものではなく、大人(たぶん高野連)が考えた内容だったこと。これを、選手は人形のように宣誓させられていたことが、強く推測された。コロナを契機に、高校野球のありかた対するさまざまな問題意識が提示されている(8月11日日経等)。いずれにせよ、高野連やらスポンサー新聞社主体でなく、選手主体の運営にしていかないと、いつかファンからもそっぽを向かれてしまうのではないか危惧される。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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