ふるさと納税と純粋寄付
ふるさと納税が活況のようだ(6月20日日経)。記事にあるように、コロナによって打撃を受けた地方経済の支援という志が理由の一つにあるだろう。在宅勤務により、仲介サイトへの訪問時間が増加したこともあるかもしれない。半面、NPOは寄付減で危機との記事もある(6月17日日経)。企業も個人も自身が危機なら他人のことは構っていられない、ということだろう。NPOへの寄付には返礼品はない。せいぜい感謝状だけだ。同じ寄付ではあるが、結局ふるさと納税の本質は、ブームとなっている「お取り寄せ」の超お得版ということなのだろうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.05.02
奈良 正哉
DEIは死なず
トランプ支配後もDEIは死なずという趣旨のコラムが、日経に掲載されている(アセットマネジメントo…
-
2025.05.01
奈良 正哉
トランプ関税折込済?
ゴールデンウイーク中に、外人に相場を「持っていかれる」ことが少なくなかった。今年はどうだろう。前半…
-
2025.04.30
奈良 正哉
空き家の本当の数
このコラムでもたびたび取り上げてきた「空き家問題」。国の発表してきた空き家の数は大幅に過大推計され…
-
2025.04.28
奈良 正哉
ビッグモーター再建半ば
伊藤忠によるビッグモーターの買収から1年経った。再建は業績的は道半ばのようだ(4月23日日経)。マ…