公務員の不人気
30万円の世帯給付から、10万円の全国民給付にひっくり返されて、担当している官僚も、さぞや大変な目にあっているだろう。一方で、公務員の人気は落ちているようで、新卒の志望者は過去最低となり、転職サイトへの公務員の登録も、他職者を圧倒して増加している(3月15日日経)。役所は今や日本を代表するブラック職場のようだ。他方、これまで高度成長を主導した官僚の姿はもはやなくなった。例えば、コロナ対策でも、民間の協力提案の前に立ちはだかる、邪魔な石になっているようだ。もっとも、公務員は経済成長を主導する立場にはないから、優秀な人ほど民間で活躍した方がいいのだろう。その意味で、公務員の不人気は日本経済にとって歓迎すべき傾向なのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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