ブレグジットと若者の投票価値
本日1月31日ブレグジットが実現する。その前提となった英国国民投票では、スコットランドと北アイルランドは残留派多数で、離脱派多数地域との地域分断が深刻になった。同国の成り立ちからすれば仕方がないのかもしれない。加えて、残留多数の若者と離脱多数の老人の世代分断も鮮明になった。ここで暴論を吐く。例えば80代の老人は自国と運命を共にするのは後数年だ。対して、20代の若者のそれは、60-70年に及ぶだろう。とすれば、老人と若者の投票価値は同じでいいのだろうか。若者の投票価値を老人の数倍に引き上げないと、若者は救われないのではないだろうか。ほぼ同じことが日本にも当てはまりそうだ。ほっておくと、老人による老人のための政治に陥りがちだ。若者にいくら投票を呼び掛けても、忙しい若者は暇な老人にはかなわない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…