ブレグジットと若者の投票価値
本日1月31日ブレグジットが実現する。その前提となった英国国民投票では、スコットランドと北アイルランドは残留派多数で、離脱派多数地域との地域分断が深刻になった。同国の成り立ちからすれば仕方がないのかもしれない。加えて、残留多数の若者と離脱多数の老人の世代分断も鮮明になった。ここで暴論を吐く。例えば80代の老人は自国と運命を共にするのは後数年だ。対して、20代の若者のそれは、60-70年に及ぶだろう。とすれば、老人と若者の投票価値は同じでいいのだろうか。若者の投票価値を老人の数倍に引き上げないと、若者は救われないのではないだろうか。ほぼ同じことが日本にも当てはまりそうだ。ほっておくと、老人による老人のための政治に陥りがちだ。若者にいくら投票を呼び掛けても、忙しい若者は暇な老人にはかなわない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.18
奈良 正哉
ルンバの負け
自動掃除機ルンバを手掛ける米アイロボットが破産法を申請した(12月16日日経)。中国勢に価格競争で…
-
2025.12.17
奈良 正哉
EUエンジン車禁止撤回
EUは35年以降エンジン車を禁止する目標を撤回する(12月17日日経)。足下で中国EV車に市場を席…
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…
-
2025.12.15
奈良 正哉
世界投資と一局投資
日経「一目均衡」の「生き残るための世界株投資」に同感である(12月9日日経)。 内容は詳細に渡る…