高齢者投資の促進
高齢化が進み、かつ高齢者に財産が偏在する一方、人生100年時代には資金が2000万円足りないとの分析もある。現在は、年齢で一律に高齢者の投資が制約されている。しかし、同じ年齢でも認識能力に差があるのは明らかだ。また、店頭では過剰とも思えるリスク説明をする。これが、ネットになるとそうしたことは事実上なされていない。長々としたリスク説明はネット上にあるが、これをまともに読んで契約している人はいないだろう。このように店頭とネットでも不合理な差がある。これでは高齢者の投資も促進されないし、他方でその保護も十分ではない。これまでの年齢一律規制を改め、個々の高齢者の認識能力を基準にしようとの動きが出てきている(1月28日日経)。歓迎すべきだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.26
奈良 正哉
2025年の振返り
年末になってテレビでは2025年の振返りが盛んだ。良くも?悪くも、トランプの年だった。アメリカファ…
-
2025.12.25
奈良 正哉
副業不動産の売却
サッポロビールはアクティビストに迫られて、恵比寿ガーデンプレイスなど不動産事業をファンドに売却する…
-
2025.12.24
奈良 正哉
中国の婚姻奨励と多産奨励
中国は急激な人口減が予測されている。それへの国や地方の対抗策として、婚姻を奨励したり、多産を奨励し…
-
2025.12.23
奈良 正哉
南鳥島沖レアアース試掘へ
政府は南鳥島沖でレアアースの回収施設を設置する。試掘は27年からだ(12月23日日経)。これまでも…